平成25年度厚生労働科学研究「たばこ対策の評価及び推進に関する研究」(望月班)の分担研究(分担研究者:中村正和)で作成された自治体向けのたばこ規制・対策の調査票(自己点検票)と調査実施マニュアルです。自己点検票ではたばこ規制・対策を「受動喫煙の防止」「禁煙支援・治療」「喫煙防止」「情報提供」「たばこ対策の推進体制」の5つの領域に分類しており、自治体のたばこ規制・対策の実態を総合的に把握することができます。
なお、本調査法の開発は、まず平成20−22年度の厚生労働科学研究「健康づくり支援環境の効果的な整備施策および政策目標の設定に関する研究」(下光班)の分担研究(分担研究者:中村正和)で行いました。これまでに大阪府と愛知県で調査を実施し、2つの調査で明らかになった調査方法上の問題点を検討して調査票の改訂を行いました。その後、改訂した調査票を用いて大阪府で第2回調査を実施し、調査内容や方法を確立しました。過去2回の大阪府での調査結果は以下の通りです。
[参考文献]鈴木朋子, 中村正和, 増居志津子ほか: 自治体レベルにおけるたばこ規制・対策の実態把握の試み. 日本公衆衛生雑誌, 59(12): 879-888, 2012.