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基礎医学修練発表会にて、最優秀賞(森健太郎君)、奨励賞(成田衛君)を受賞!
東北大学医学部「第8回基礎医学修練発表会」(3月2・3日)において、当分野へ配属された基礎修練生、森健太郎君が「最優秀賞」、成田衛君が「奨励賞」を受賞しました。

研究課題:地域在住高齢者における生きがいの有無と要介護発生の関連について:鶴ヶ谷プロジェクト
この度、基礎医学修練発表会の口頭発表の部におきまして最優秀賞をいただくことができました。思いがけないことで大変驚いていますが、5ヵ月間にわたる基礎医学修練の成果を多くの皆様に評価していただき、大変光栄に思っています。
私は以前より「疾患の予防」に強い関心を持っていました。3年次の公衆衛生学の講義を通して、疫学は予防のためのエビデンスを提示できることを強く感じ、基礎医学修練の配属研究室として公衆衛生学教室を迷わず選択しました。
基礎医学修練において、私は「生きがい」に着目し、高齢者の生きがいと要介護発生との関連について研究しました。いきいきと生活している年配の方は, 心身共に健康で長生きしているという日常的な実感を、科学的に検証することが目的でした。5ヵ月間の配属期間の中で、教室が所有する大規模コホート研究のデータの解析、疫学や統計学に関する多角的な講義、学外施設での実習と、貴重な経験をさせていただきました。教室の先生方、スタッフの皆様は、私の研究生活が円滑に進むよう親身にサポートしてくださいました。教室の皆様のご厚意で、私は大変濃密な研究生活を送ることができたと考えています。
今後も研究を継続し、成果を学会発表や論文として社会に発信できるよう努力してまいります。最後になりましたが、ご指導いただきました辻一郎教授、遠又靖丈講師、海法悠先生をはじめ、公衆衛生学分野の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
研究課題:パーソナリティと循環器死亡リスクの関連における生活習慣の媒介効果
このような賞を頂けたことに大変驚いています。それと同時に、この約半年の研究の成果が評価されたことを、とても嬉しく思っています。
研究を支えていただいた公衆衛生学分野の皆様に感謝したいと思います。